嗚呼、東十条「新潟屋」。
その名前を呼ぶだけで、懐かしくも温かく優しげな風が吹く。
東十条にある老舗。名店中の名店「新潟屋」さん。
2005年の9月のことですから、もうかれこれ8年前。
当然、独身のボクはあの頃人生で一番輝いていました?笑
おっと、そんな話ではなく、京都から東京出張の時に、
チューハイ好きの同僚とチューハイ酒場を飲み歩いたのでした。
そんなボクらがまっ先に訪ねたお店。それがこの「新潟屋」さん。
東京に転勤してきてからは2回目ですかね。久々に訪ねました。
うーん、これこれ!これが飲みたくてきたんですよ!
「焼酎ハイボール」は呼称が長いので「酎ハイ」と略されたわけですが、
さらに通は「ボール」という符丁で呼ぶ。ここがまさにそれ!
強めの焼酎と強めの炭酸。そしてほのかに香る独特の香り。
これぞ、下町ハイボール!正統な焼酎ハイボールですね。
新潟屋さんでのオーダーの仕方を教わります。
こちらは「なまこ」と呼ばれるもの。
あのナマコではないんですよ。なんと生の小袋。
これがまたチュルチュルぷるるん食感で美味しい。
ポン酢仕立てなのでさっぱりいただけます。
ボクですとついつい煮込みやもつ焼を頼んじゃうところですが、
通は先に売り切れてしまう生モノをいただくのですって。
なるほど。勉強になりますね。
このお刺身が美味しくて、もう一皿お代わりです。
大先輩はあんまり時間がなかったこともあって、
例の「なまこ」ももう一つお代わり。さすがです。
名店に再訪できた感動にうち震えてまして今だ足が浮いた感じ。
「お酒自体、おつまみ自体よりも酒場そのものが好き」なボクです。
この伝説のお店の雰囲気、空気自体に酔いしれてしまいます。
この半透明のスープを見てくださいよ!
恵比寿「縄のれん」のようなコテコテどろりんな煮込みも好きですが、
新潟屋さんの、この上品な煮込みはまた格別カクベツ!
柔らかく、優しく、じんわりと身体に染み入ってくるような美味しさ。
これに合わせる「ボール」がまた美味しいんですねぇ!
チューハイ慣れしたしたボクでもやや濃さを感じるほどですから、
調子に乗ったら結構すぐに酔っ払っちゃいそう。
でもね。違うんですよ。チッチッチッチッ!
それが「いい」んです!笑
シロにカシラにハツです!
いつもチューハイばかりに目がいってしまっていたボクですが、
この日、改めて新潟屋さんの料理の美味しさに開眼しました!
このモツ焼きの美味しいこと、美味しいこと!!
実はこう見えてあまりホルモンや臓物系は積極的ではないボクです。
特ににシロとかは「どこまで噛めばいいの?」と内心思ってました。
それが!そのシロが!やわらかくフワッとしながらサクッと噛み切れる!
えぇーー!こんなこと今までなかったですよ!
もつ焼というとどうしても、イメージもそうですが自分の経験からしても
男っぽくワイルドにタレ塗って焼いてババーンみたいに思ってました。
でもね、全く違うんですよ、新潟屋さんのもつ焼きは。
非常に丁寧に焼かれた、いや「仕上げられた」と言うべき上品さです。
こんなにモツ焼が美味しいと感じたのは初めてです。
やっぱり老舗はしっかり美味しいんですよね。
これがまたメチャクチャうまいんですよ!!なにコレ!?
要は冷奴なんですが、温かくしただけでこんなに違う。
いや温めただけではないですね。だしが違うのでしょうか。
かつお節やお豆腐といった素材自体も美味しいんですね。
かつお節やお豆腐といった素材自体も美味しいんですね。
大先輩も自宅で真似して作ってみたけどダメだったと言っています。
これはぜひ新潟屋さんでの定番としたいところです。
だって、この「ボールのある風景」これがたまらないでしょ?
ごめんなさい。完全のこの辺はマイワールドです笑
こんな風景が最高に大好きなんです。
チューハイ好きの憧れの聖地・新潟屋さんの再訪でした!
いやぁ、感動的でしたねー!
特に食べ物いろいろの美味しさを再発見できたのが嬉しい!
またぜひ行きたいです。
ごちそうさまでしたー!!
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