【ラーメン】懐かしのげんこつラーメン／花月 嵐

あぁ、花月さん。その名を口にするだけで―

ボクがまだうら若き予備校生だった頃。

受験と恋と夢の間で悩みゆれ動いていたあの頃。

高校時代からの受験勉強に疲れ、悶々とした日々。

溢れる衝動をすべてギターにぶつけて もがいていたものです。

そんな時、夜な夜な自転車で街に繰り出しては

ラーメン屋さんを食べ歩いていました。

今思えば、こうしたボクの飲み歩きクセの

原型がそこにあったのかもしれません。

その深夜のラーメン時代によくお世話になったのが

この「花月」さんでした。

その頃は「にんにくげんこつラーメン」という肩書で

オレンジの看板が目印でした。

その「花月」さん、「花月　嵐」になっていて

綱島にもちゃんとありました。

あぁ、もう十五年ぶりくらいの再開です。

　

オーダーしたのは当然「嵐げんこつらあめん」

ふとテーブルを見ると食べ方が書かれています。

へぇ、こうしてトッピングするのがいいんですね。

ブラックペッパーに・・・

　

激辛壺ニラ。そしてこの専用ダレ。

あぁ、懐かしい！このタレだけは健在なんだ。

味わいが薄い方がこれで濃くするんですね。

さぁ、そしていよいよ・・・・

きたーーーっ！！きましたーー！！！

嵐げんこつらあめんです！！

この大量のブツブツ背脂がトレードマーク。

強烈な存在感。力強いビジュアルに感激です！

うんうん、このスープに負けないように

麺もしっかりした太麺仕様。

家系育ちのボクにはうれしくなるコンビです。

うん、うまいっ！！あぁ～これだよ、この味わい！

見た目に反してすごくマイルドなアタック。

全体にまるく統一感があって甘みすら感じるスープ。

そしてゴクんと飲み干せば、どこまでも広がる、

素晴らしき奥行きのある、花月後味ワールド！

うまいっ！大好きだったなぁ、これ。

味わいも進化こそすれ、基本は変わっていないようです。

昔のようにニンニクは入れられないけど、

もうこのスープだけでたまらなくなります。

いやぁ、あの花月さんが自宅の近くにあるなんて

すごくうれしいですね。自転車でいけちゃう。

っていうか駅前なんで帰り道ですね。

ますます人気のようで世界進出もされたのだとか。

昔からあるラーメンががんばってるとうれしくなりますね。

懐かしさもあって、この日は感動もひとしお。

夜だというのにたっぷりいただいちゃいました。

花月さん、ごちそうさまです～！

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らあめん花月嵐
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